みほこさんのやさしい日本語 11
やさしい日本語とは、誰にでもわかりやすく配慮された日本語のことです。前回10回目を迎えたこちらのコーナー。次は第20回をめざして、がんばってやさしい日本語を伝えていきたいと思います。よろしくお願いします!
今回は「漢語」についてです。漢字は日本語を学んでいる人にとって、難関のひとつといえます。
多くの漢語は音読みです。その漢字の訓読みがわからなければ、意味を推測するのはむずかしいでしょう。また、中国語の漢字と意味が異なる場合があります。中国の人だからと言って、漢語が伝わるとは限りません。
➀勤務先で記入してもらってください
→ 会社の人に書いてもらってください。 / あなたの会社の人が書きます。
※「漢語+する」の形はいろいろありますので、まずはこの形を和語に変えてみましょう。
②飲酒の習慣はありますか
→ お酒をよく飲みますか。 / 毎日、お酒を飲みますか。
※「漢語+する」以外でも、表現を変えるとわかりやすくなります。
すべてを簡単に言い換えられるわけではありませんが、会話や仕事で使う漢語がどうすればわかりやすくなるか、ぜひ意識してみてください。
吉田美穂子