運営委員会報告(2026年1月20日)

1.事業報告

(1)外国人市民相談事業

12月期を中心に、外国人市民からの相談対応を継続して実施しました。
ベトナム語、中国語ともに、今月もいろいろな相談に対応しました。
今後も引き続き、安心して相談できる体制を維持していきます。

(2)地域日本語・ときめきクラブ

12月は通常の活動に加え、年末の「おつかれさま会」を開催しました。
当日は、市の人権関連部署の方にも気軽に参加いただき、参加者同士がゆったりと交流できる、あたたかい場となりました。
日本語学習の枠を超えたつながりが生まれる機会として、今後も大切にしていきたい取り組みです。

(3)子ども・若者関連事業

ルーツ語(継承語)教室、学習支援、土曜活動(トッカビ探検隊)などを継続実施しました。
12月は阿倍野防災センターの見学を行い、防災をテーマにした学びと交流の機会となりました。
学習支援については、1月下旬に学習室を自主室として開放し、子どもたちが安心して学べる環境づくりを行いました。

(4)トッカビ資料アーカイブ

これまで蓄積してきた資料を整理し、トッカビの活動を支えてきた記録として「トッカビ資料アーカイブ」を構築中です。
今後は、会員限定でウェブサイト上にて公開する予定であり、団体の歴史や実践を共有する基盤として活用していきます。

(5)学習・啓発活動

「戦後」80年を迎えるにあたり、植民地支配や戦後補償の問題を改めて考える取り組みとして、映画上映会の準備を進めています。
第2回上映会は、2026年1月31日に開催予定で、在日コリアンの戦後補償をテーマにしたドキュメンタリー作品を上映し、トークタイムも設ける予定です。

2.社会的動きへの対応

三重県職員採用における国籍条項復活の動き

三重県で職員採用における国籍要件が復活する動きがあったことを受け、トッカビとして速やかに団体署名に参加しました。
今後も、排外的な制度や動きに対して声を上げ、多文化共生の視点から社会に働きかけていきます。

3.今後に向けて

引き続き、外国人市民相談、子ども・若者支援、日本語・交流活動を柱としながら、記録や発信の強化にも取り組んでいきます。
また、社会情勢の変化に即応し、必要な場面では団体としての意思表明や連帯行動を行っていくことを確認しました。

(追記)外国人とのつながりに関する課題

外国人当事者組織やコミュニティとのつながりを継続する中で、当事者組織における世代交代の難しさが改めて共有されました。
担い手の高齢化や、若い世代が組織運営に関わるきっかけの不足などにより、活動の継続や意思の継承が困難になっている現状があります。

トッカビとしては、既存の当事者組織との関係を大切にしつつ、若い世代や新たな外国人住民との接点をどうつくっていくのか、今後の課題として引き続き検討していくことを確認しました。


(追記)裁判支援に関する報告・今後の日程

現在、以下の裁判支援に関わっています。

  • 外国人医療費差別裁判
    ・第2回期日:2026年2月24日(火)13:00〜
      大阪地方裁判所 807号法廷
  • ホテル宿泊民族差別裁判を支える会
    ・第5回期日:2026年1月29日(木)16:00〜
    ・第6回期日:2026年3月19日(木)10:30〜
      神戸地方裁判所 203号法廷

これらの裁判については、今後も状況を注視しながら、可能な形での支援と情報発信を行っていきます。