「民族クラブ」って何?第1回オンラインイベントのテーマについて少し解説
第1回 トッカビ50周年オンラインイベントのテーマは「民族クラブとトッカビ」です。この記事では、八尾市の小中学校で長年とりくみがすすめられてきている、民族クラブについて、少し解説をします。
民族クラブとは?
八尾市内の小中学校において、教育課程外活動としてとりくまれている活動です。
1974年、安中小学校で、在日朝鮮人の子どもたちを集めてサマースクールが開催されたことをきっかけに、当時の先生方は、民族、文化的なアイデンティティを育てるために、なにかとりくみをしたいと考えます。
その翌年、安中小学校から分離した高美南小学校において、授業で韓国・朝鮮についてとりくみをはじめました。そして、在日朝鮮人の子どもが集まれる場として、「民族クラブ」をはじめたのです。
広がりをみせる民族クラブのとりくみ
八尾市には在日コリアンが多く住んでいました。
その八尾市の1つの学校ではじまったとりくみですが、いくつかの学校にも広がっていきました。
また、八尾市以外においても同様のとりくみがはじまっていきます。
そして、サマースクールはその後、とりくみの対象を八尾市全体の子どもたちへと広げていきます。その時に力を発揮したのが、トッカビ子ども会(NPOトッカビ)のスタッフでした。
高美南小学校校区を起点にいろいろな学校に出向いて、韓国朝鮮文化についての指導を担うようになっていったのです。
今の民族クラブはどんな感じ?
今では、八尾市内でいくつもの民族クラブが活動しています。
ベトナム、中国の子どもが集まる民族クラブもあります。
いろいろな国にルーツのある子どもが集まる民族クラブもあります。
在日朝鮮人が集まる場としてはじまった民族クラブは、今では、色々な国にルーツのある子どもも、日本にルーツのある子どももともに活動を進めているところが多いです。
第1回オンラインイベント「民族クラブとトッカビ」へのご参加お待ちしています。