Q.5 トッカビの活動は何で支えられているのですか?
発足当初は指導員のアルバイトや保護者の協力に支えられていました。
発足当初は、指導員が昼間に建設作業のアルバイトをしたり、
保護者の協力で資金を集めていました。
例えば、
- B級品の靴下を仕入れて販売
- 手作りのキムチを作って販売
などです。
その後、安中地区教育を守る会民族部会に位置付いたことで、
八尾市からわずかながらの講師謝礼と、
加えて安中青少年会館の予算の一部から、
消耗品、備品が支給されるといった状況でした。
このような不安定な状況に対しては、
安中支部の教育交渉などを通じて、
トッカビ子ども会の行っている民族教育への保障〜独自予算化や正職員化を求めてきました。
支援組織としてトッカビ後援会が発足
1979年8月には、
トッカビの活動を財政的に支援することを目的として、
トッカビ後援会が発足しました。
また、安中同胞親睦会からも
カンパをいれてもらって
なんとか活動が維持されてきました。
行政の責任(教育)「のもとで行われているとりくみも発展
その後、1981年、
安中青少年会館横の施設への移転を契機に、
同年4月より行政的には
安中青少年会館分室として位置付くことになりました。
これは充分な措置ではありませんが、
在日コリアンの教育活動のために、行
政が施設を建設したことは、
大変意義深いものでした。
また、予算枠も徐々に拡大し、
1982年には、指導員が八尾市アルバイト職員として
3名位置付くことにもなりました。
行政のとりくみと会員の皆様の支えのもとでのNPOのとりくみ
そして現在は
八尾市の中の組織の1つとして、
生涯学習室分室という部署があります。
八尾市内の多文化教育の拠点として、
長くトッカビで活動をしてきたスタッフが所属しています。
八尾市内の小中学校へ民族クラブや総合学習の指導に行ったり、
八尾市在日外国人教育研究会主催の
「オリニマダン」という外国ルーツの子どものためのサマースクールや
「ウリカラゲモイム」という八尾市内の民族クラブの子どもたちの発表会でも
活躍しています。
NPOのほうでは、
放課後の外国ルーツの子どもたちの居場所や
大人のための日本語教室「ときめきクラブ」などに、
会員のみなさまのご支援のもとでとりくんでいます。